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栄村で震度5強 けが人の報告なし

地震の揺れで棚や冷蔵庫から床に落ちた酒類など=25日午後9時34分、栄村北信(月岡咲香さん提供)地震の揺れで棚や冷蔵庫から床に落ちた酒類など=25日午後9時34分、栄村北信(月岡咲香さん提供)
 25日午後9時13分ごろ、県北部を震源とする地震があり、下水内郡栄村で震度5強を観測した。気象庁によると、震源の深さは6キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・2と推定される。

 気象庁は午後11時15分から記者会見を開き、地震火山部管理課の尾崎友亮地震情報企画官は「揺れの強かった地域では1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意が必要」と呼び掛けた。震源は2011年3月12日に震度6強を観測した県北部地震の震源に近く、以降、地震活動が活発化したが、近年は落ち着いていた地域だという。今回の地震との関係について、発生メカニズムは似通っているとし、「慎重に精査する必要がある」と述べた。

 今月12日に県北部で最大震度5弱を観測した地震との関連については、震源が50キロ以上離れているとし、「全くないとは言えないが、別の活動という印象」とした。

 県内では飯山市、下高井郡木島平村、同郡野沢温泉村で震度3を観測したほか、広範囲で震度1以上の揺れを観測した。その後も余震とみられる地震が相次ぎ、午後10時56分には栄村北信で震度3を観測した。

 県と栄村はそれぞれ対策本部を設置。県危機管理部によると、26日午前1時現在、県内で地震による人的被害や家屋の倒壊などは確認されていない。同村によると、切欠公民館に住民21人が自主避難している。長瀬公民館にも一時、最大で住民33人が自主避難したが、25日午後11時すぎに全員帰宅した。

 県北信建設事務所によると、栄村堺の県道の長瀬橋でコンクリートがはがれているのが見つかり、安全を確認するため通行止めにした。

 JR東日本長野支社によると、飯山線の飯山―森宮野原間で一時、上下線とも運転を見合わせ、下り普通列車3本が運休・区間運休した。北陸新幹線(長野経由)などは通常通り運転した。長野電鉄によると、地震の影響で速度を落として運行した列車があり、一部で遅れが出た。県内の高速道で影響は出ていない。

 政府は25日夜、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。新潟県によると、同県の東京電力柏崎刈羽原発に異常はなかった。JR東日本によると、上越新幹線がごく短時間停電し、最大で6分の遅れが出た。

(5月26日)

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