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上田の警官 全治1ヵ月

事件発生時間帯に合わせ、現場付近でドライバーらから話を聞く上田署員=30日午後4時半ごろ、上田市中央西2事件発生時間帯に合わせ、現場付近でドライバーらから話を聞く上田署員=30日午後4時半ごろ、上田市中央西2
 上田市中央西2の路上で巡回中の上田署の男性警察官(26)が男に鉄パイプ様の棒で頭部を殴られ、負傷した事件で、同署は30日、市内の病院に入院した男性警察官のけがは、右頬と右眼窩(がんか)の骨折、頭頂部挫創などで全治1カ月の重傷と明らかにした。また、男性警察官は犯人の顔を見ているが、思い当たることはないと話しているとした。

 事件は29日午後3時20分ごろ、発生。同署によると、警察官を襲った男は40〜50代で、身長約170センチ。現場の路上には長さ数十センチの鉄パイプ様の棒と帽子が残されていた。

 同署は公務執行妨害の疑いで、100人態勢で犯人の行方を追うとともに、30日、フリーダイヤル(電話0120・008・054)を設置。市民に情報提供も求め始めた。

 一方、29日の事件発生時間帯に、現場近くの自宅にいた70代の男性は取材に、内容は聞き取れなかったが、怒声のような声が聞こえ、「2、3分間続いた」と話した。当時、男性と一緒に自宅にいた妻は取材に「やめろ、やめろ、と叫ぶ声が聞こえた」とした。

 市教委は30日、市内の小中学校35校の校長宛てに、下校時はできる限り一斉に集団下校することや、安全確保のため教職員が通学路のポイントごとに見張りに立つことなどを指示するメールを出した。中学校での部活動は保護者の送迎を依頼するなど下校時の安全確保をした上で行うことも求めた。

 事件現場から北東約400メートルにある市立北小学校では30日の下校時も保護者が児童を車で迎えに来たり、付き添ったりした。2年生の息子を迎えに来た30代の母親は「犯人が捕まるまでは安心できない。大人が守る必要がある」と話していた。

(5月31日)

長野県のニュース(5月31日)