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しなの鉄道17年度決算は3期連続黒字

 県出資の第三セクター「しなの鉄道」(上田市)は31日、2017年度決算を発表した。旅客事業が堅調で売上高に当たる営業収益は前年度比1・2%増の44億9900万円、本業のもうけを示す営業利益は減価償却費がかさみ、25・8%減の2億4600万円。3期連続で黒字を確保した。NHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果があった16年度からの反動減を見込んでいたが、雇用情勢を背景にした定期利用や、軽井沢方面の観光利用が追い風となった。

 しなの鉄道線(軽井沢―篠ノ井)と、15年3月に開業した北しなの線(長野―妙高高原)を合わせた輸送人員は、前年度比0・6%増の1478万1千人。旅客収入は0・4%増の31億3400万円。

 しなの鉄道線の輸送人員は1・1%増の1037万4600人。利用区分では普通切符で乗車する定期外が1・4%、通勤定期が1・8%、通学定期が0・4%いずれも増えた。北しなの線は0・6%減の440万6700人。定期外が0・9%、通勤が0・7%、通学が0・3%いずれも減った。

 同社によると、17年度の1日当たり乗車人員は、上田駅が前年度比71人減の1784人に対し、軽井沢は108人増の1014人、中軽井沢駅は119人増の458人で、軽井沢方面の好調が際立つ。しなの鉄道開業20周年に合わせた軽井沢駅改装事業や、中軽井沢駅周辺の商業施設を訪れる人の増加が要因―とした。

 北しなの線の輸送人員は2年連続で減少。玉木淳社長は「人口減や行事が少ない中でも微減にとどまった。駅を中心とした活性化の取り組みなど地元の努力も大きい」と述べた。

(6月1日)

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