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図書館で本を「借り」、自分の小学校で「返す」 岡谷で検討

市立岡谷図書館で本を選ぶ上の原小の児童たち市立岡谷図書館で本を選ぶ上の原小の児童たち
 岡谷市立岡谷図書館は、市内の小学生が同図書館で借りた本を小学校の図書館に返却する仕組みができるか検討している。返却の手間を減らして本を読む機会を増やしてもらおうというアイデアで、県立長野図書館(長野市)によると、県内では珍しい試みだ。各校の業務員が岡谷図書館へまとめて本を戻す仕組みを想定している。

 岡谷図書館によると、同図書館から離れた場所にある小学校の児童は、自由に本を借りに訪れにくいのが現状。2018年度は第3次岡谷子ども読書活動推進計画を作る年度でもあることから、学校とつなぐ方策を検討する中、試みとしてアイデアが浮かんだ。

 1日は同市上の原小学校の4年生47人が同図書館を訪れる予定があったことから、試験的に体験を依頼。同図書館で本を借り、読み終わった後、同校の図書館に返してもらうことにした。

 この日は岡谷図書館の図書カードを持っていない児童にカードを用意し、職員が利用方法を説明。児童は真剣な表情で1人1冊ずつ本を選んだ。岡谷図書館は、上の原小などの反応を聞き、今回の試みを実施に移すかどうか検討する。古屋博康館長は「子どもが本に触れる機会が少しでも増えればいい」と話していた。

(6月2日)

長野県のニュース(6月2日)