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天竜川にガソリン流出 岡谷のスタンドから

天竜川に流出したガソリンを吸着マットやポンプで回収する朝田商会の従業員=4日午後6時ごろ、岡谷市川岸東天竜川に流出したガソリンを吸着マットやポンプで回収する朝田商会の従業員=4日午後6時ごろ、岡谷市川岸東
 岡谷市川岸東5のガソリンスタンド「朝田商会長野営業所」の男性所長(49)が3日午前9時ごろ、店近くを流れる天竜川に油膜が浮いているのを見つけた。同店は諏訪広域消防本部に連絡し、地下タンクからガソリンが漏れたとみて、吸着マットやポンプで天竜川から回収を続けている。4日夕までに2千〜2500リットルが漏れたとみられるが、県や天竜川漁協(伊那市)によると農業、漁業への被害は確認されていない。

 同店によると、4日の調査で地下タンクに穴が開いていることが判明。ガソリンが地中を伝って天竜川に流れ込んだらしい。タンク内のガソリンを抜き取るとともに、4日午後6時ごろまでに天竜川で約100リットル分を回収。ただ、地中に染み込んだガソリンの天竜川への流出が続いているという。

 所長によると、5月27日からガソリンの販売量と地下タンクの残量に誤差が生じ始めたが、タンクの穴には気付かなかった。6月に入って店の周囲でガソリンの臭いがし始めたため、業者に設備の点検を依頼したばかりだったという。所長は「迷惑をおかけして申し訳ない」とし、再発防止の対策を取るとした。

 一方、天竜川から取水し、上伊那郡辰野町などに農業用水を供給している東天竜用水路では、同店の下流にある取水升で3日に油膜が確認された。同町によると、取水升の水をいったん天竜川に戻し、再び水を取り入れたところ、油膜が確認されなかったため、取水を続けている。町はメールで漏油の情報を伝えたが、今のところ被害の情報はないという。

(6月5日)

長野県のニュース(6月5日)