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「天守群」一体で世界遺産に 松本など国宝3城の市長が文化庁に要望書

文化庁の中岡次長(左)に要望書を手渡した菅谷市長(左から2人目)ら3市長文化庁の中岡次長(左)に要望書を手渡した菅谷市長(左から2人目)ら3市長
 国宝松本城の世界遺産登録を目指す松本市の菅谷昭市長は5日、国宝の松江城、犬山城がある松江市、愛知県犬山市の両市長と共に文化庁を訪れ、「近世城郭の天守群」として一体的な世界遺産登録を求める要望書を同庁の中岡司次長に手渡した。3市はまず、同庁が世界遺産の国内候補を選ぶ「暫定リスト」への登録を目指す。

 日本の城郭では、既に姫路城(兵庫県姫路市)が世界遺産に登録され、彦根城(滋賀県彦根市)が暫定リストに入っている。要望書では、天守は大名権力を中心とした社会構造や文化的伝統を象徴し、世界に例のない大規模多層木造建築の到達点を示す―と強調。群として打ち出すことで「特異性や多様性があり、国際的に守るべき普遍的価値があると証明できる」とした。

 冒頭以外は非公開で、菅谷市長は取材に「(中岡次長からは)他の2市とまとまっていくことが大事だとの話があった」と説明。天守群として姫路城の登録に追加されるよう「文化庁に主導してもらいたいとお願いした」と述べた。

 暫定リストには現在8件の文化遺産が入っている。同庁は、2007年度以降にリストに加えたものはなく、予定も当面ないとしている。

(6月6日)

長野県のニュース(6月6日)