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雪中熟成茶 深いこく 中央アルプス千畳敷で3ヵ月

熟成のため雪に埋められる茶を入れた籠=2月、中央アルプス千畳敷熟成のため雪に埋められる茶を入れた籠=2月、中央アルプス千畳敷 雪中で3カ月間熟成した日本茶を試飲する参加者=6日、駒ケ根市雪中で3カ月間熟成した日本茶を試飲する参加者=6日、駒ケ根市
 駒ケ根市の中心市街地の15商店でつくる「こまがねテラス」は6日、中央アルプス千畳敷(標高2600メートル)の雪中で熟成した日本茶「駒結(こまゆい)」の試飲会を市内で開いた。観光関係者ら約30人が参加。常温や冷蔵で保存した同じ茶と飲み比べ、「香りもこくも全然違う」と驚いていた。

 こまがねテラスは登山客を中心市街地に呼び込もうと活動している。雪中熟成の茶は、市街地でも山を感じられる商品を―と、市内で日本茶を販売する「山二園」社長の酒井隆道さん(60)が提案。静岡県産の深蒸し茶に、香りの強い下伊那郡天龍村産の茶をブレンド。袋に密封して籠に入れ、2月上旬、千畳敷の雪中(深さ約1メートル)に埋めた。零度から氷点下1度前後の低温で3カ月間熟成させ、5月8日に掘り出した。

 試飲会は、冷ました約70度のお湯で入れた茶で飲み比べた。「まろやかで深いこくがある。香りも際立っている」「余韻が続き、高級感がある」と好評。助言した上伊那郡箕輪町の茶業コンサルタントの増沢武雄さん(81)も「茶の雪中貯蔵は聞いたことがない。他にない付加価値で、予想以上の出来栄え」と評価した。

 酒井さんは「おいしさを分かってもらえてうれしい。お茶で山と市街地を結び付けたい」と話していた。山二園で7日発売する。40グラム入りで50袋限定。税込み756円。

(6月7日)

長野県のニュース(6月7日)