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「正しい木やり 後世に」 下諏訪町木遣保存会がCD

下諏訪町木遣保存会会員の木やりを収録したCD下諏訪町木遣保存会会員の木やりを収録したCD
 下諏訪町木遣(きやり)保存会は、会員の木やりを収録したCDを作った。若い世代に音程などが正しい、きれいな木やりを継承するため、コンクール入賞経験のある会員の木やりを収録。150枚製作し、会員120人に配って保存会の練習以外でも活用して腕を磨いてもらう。希望があれば、諏訪地方などの他の保存会にも分けるという。

 CDには、御柱を曳行(えいこう)する際に披露する「曳行の木遣(きや)り」を収録。2016年の木やり日本一コンクールで入賞した男性3人、女性2人の会員がそれぞれ歌った。曳行の木遣りはメロディーは一つだが、20以上の歌詞がある。5人はそれぞれ得意な歌詞で30〜35秒かけて歌っている。

 保存会は20年ほど前に、曳行前の「綱渡りの木遣り」、曳行後の「山の神返しの木遣り」のCDを製作。しかし、曳行の木遣りは歌詞が多いことや、節回しなどに個性が出ることから、統一的な手本としての収録を見送っていた。

 ただ、毎年新会員が加入することや、若い会員から個人の練習でも木やりに慣れておきたいと要望されたことを受け、CD化を決めた。古田和人会長(71)は「自分に合う歌い方を学べる。自宅にいる時や通勤の時にも聞き、保存会全体のレベルアップにつなげたい」と話している。

(6月7日)

長野県のニュース(6月7日)