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器物損壊疑いの長野市議が辞職 「うそをつき続けることできない」

 他人の自転車のサドルに体液を付けて汚損したとして、器物損壊の疑いで逮捕、送検された長野市議、生出(おいで)光容疑者(28)=長野市伊勢宮2=が7日、議員辞職願を提出して許可された。生出容疑者は逮捕後、接見した弁護士に容疑を否認していたが、弁護士や所属していた共産党市議団によると、6日夜の弁護士との接見で一転して、「うそをつき続けることはできない」と逮捕容疑を認め、辞職の意向を示したという。

 7日朝に辞職願に署名し、弁護士らを通じて小林治晴議長に提出。生出容疑者は5日の逮捕後、弁護士に「身に覚えがない」と話していた。

 共産党県委員会などは7日午後、市役所で記者会見し、鮎沢聡県委員長は「許されない犯罪行為で、被害者をはじめ、市民の皆さんに心からおわび申し上げます」と謝罪。生出容疑者について、事実関係を厳正に調査し、厳しく対処する―とした。

 小林議長は7日の市議会本会議冒頭、辞職を許可したことを報告し、「大変残念。市民の皆さまに心からおわび申し上げる」と述べた。

 一方、生出容疑者は、自転車の所有者と面識がなかったと話していることが7日、接見した弁護士への取材で分かった。弁護士によると、生出容疑者は所有者について、見掛けたことはあるが、話したことはない―などと話しているという。

 逮捕容疑は1月30日午後11時50分ごろ、北信地方の住宅敷地内で、駐輪してあった自転車のサドルに体液を付けて汚損した疑い。

 生出容疑者の辞職で市議会(定数39)は欠員1となるが、市選挙管理委員会によると、市議補選は行わない。

(6月7日)

長野県のニュース(6月7日)