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松本で迫力の地歌舞伎 中津川の保存会

舞台上の熱演に客席から盛んにおひねりが飛んだ東濃歌舞伎中津川保存会の公演=9日、松本市のキッセイ文化ホール舞台上の熱演に客席から盛んにおひねりが飛んだ東濃歌舞伎中津川保存会の公演=9日、松本市のキッセイ文化ホール
 松本市で12日に開幕する「信州・まつもと大歌舞伎」の関連事業で、岐阜県中津川市の東濃歌舞伎中津川保存会が9日、松本市のキッセイ文化ホールで地歌舞伎を披露した。2016年に続いて2回目。生き生きとした演技に観客260人が惜しみない拍手を送った。

 演目は鎌倉時代が舞台の「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)工藤館(くどうやかた)の場」。兄弟が用地争いを巡って殺された父親の敵討ちをする粗筋で、役者が迫力のある見えを切ると、小銭を紙に包んだ「おひねり」が観客から次々と投げられた。

 同保存会は、会員が会社帰りなどに集まって練習を重ね、地歌舞伎を継承している。中津川市から訪れた曽我莉乃さん(18)は「外国人観光客からの人気が高まっている。国内でももっと魅力が広まってほしい」。家族と訪れた松本市の小松篤空(とあ)ちゃん(5)は「格好良かった」と感動した様子だった。

 公演終了後には舞台裏を見学する催しもあった。

(6月10日)

長野県のニュース(6月10日)