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リニア県内駅改札からの距離 バス乗り換え最長180m

 飯田市は11日、リニア中央新幹線県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)周辺整備の基本設計を検討する「リニア駅周辺整備デザイン会議」の第3回会合を市役所で開き、リニア駅の改札からバスやタクシーなどの乗降場までの距離の想定を報告した。「交通広場」内にあり、改札から最も遠い北側のバス乗り場でも、移動距離は180メートル。長野駅(長野市)や松本駅(松本市)などと同程度、もしくは短くなると説明した。

 駅周辺整備区域は6・5ヘクタール。橋上駅となるリニア駅の高架下を含む中央部に「交流広場」を設け、周辺部に乗降場を配置する案が、3月の前回会合で示されたため、乗客の移動距離の長さを懸念する声が委員から出ていた。

 基本設計の具体化に当たる民間設計チームによると、タクシーやバス、一般車の乗降は、北側の交通広場を拠点とし、南側のパーク&ライド駐車場や国道153号沿いでも可能とする。改札から一般車の乗降場までは、北側で130メートル、南側で90メートルの想定。適度な距離があることで、移動しながら情報を得たり、買い物や体験をしたりすることが可能になる―とした。

 設計チーム側は、駅周辺の渋滞発生の予測も示した。観光シーズンの最も交通量が多い時期には、国道153号と座光寺上郷道路の交差点付近で最大計450メートルの渋滞が発生する可能性があると予測。ただ、土曽川を横切り、交通広場につながる「土曽川横断道路」を設けることで、車の流れが分散し、384メートルに緩和できる見込みとした。

 基本設計は本年度中に決定する計画。10月中に交流広場や高架下、魅力発信施設など駅前空間のおおまかなデザインを決めたいとした。

(6月12日)

長野県のニュース(6月12日)