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新幹線殺傷容疑者「県内で野宿 刃物購入」

 東海道新幹線で9日夜、乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人容疑で送検された無職小島一朗容疑者(22)が「数カ月間、長野県内で野宿生活し、事件直前に同県内でなたと果物ナイフを購入した」という趣旨の供述をしていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は、長野県内で事件を計画後、上京した可能性があるとみて裏付けを進める。

 県警によると、小島容疑者は事件当日まで長野県内で野宿するなどし、9日午前に電車で東京に向かい、東京駅で新幹線に乗り換えたと供述している。県警は当初、名古屋行きの自由席券を持っていたとしていたが、指定席券だったことが新たに判明した。

 小島容疑者の家族によると、愛知県岡崎市の祖母宅を約半年前に出て以降、所在が分からなくなっていた。祖母がキャッシュカードを渡していた。

 木曽郡上松町の名勝「寝覚の床」付近では3〜4月ごろ、小島容疑者に似た人物が住民らにたびたび目撃されていた。山林内で野宿をしているところを目撃した人も複数いる。木曽署は取材に、「他県警で捜査中の事件なのでコメントできない」としている。

 小島容疑者は「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と話しており、なたと果物ナイフをリュックサックに入れて車内に持ち込み、乗客を無差別に狙った可能性があるとみている。

 事件は9日午後9時45分ごろ、東京発新大阪行きのぞみ265号(16両編成)が新横浜―小田原間を走行中に発生。女性2人がなたで切りつけられ、止めに入った会社員梅田耕太郎さん(38)が殺害された。死因は首を切られたことによる失血だった。

(6月12日)

長野県のニュース(6月12日)