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佐久地方中心 ひょう害 葉物野菜や果実に傷

ひょうが当たり傷ついたとみられるプルーン=12日午後6時15分、佐久市ひょうが当たり傷ついたとみられるプルーン=12日午後6時15分、佐久市 軽井沢町で降ったひょう=12日午後1時すぎ、軽井沢アイスパーク(山口剛史さん撮影)軽井沢町で降ったひょう=12日午後1時すぎ、軽井沢アイスパーク(山口剛史さん撮影)
 県内は12日、上空に寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、佐久地方や松本、塩尻市の一部でひょうが降った。レタスやキャベツなどに被害が出ており、県が状況を確認している。

 佐久地方では昼ごろ、北部を中心にひょうが降った。「仕事をしていたら、すごい音がした。1、2分で雨に戻った」。北佐久郡軽井沢町を拠点とするカーリング男子チーム、SC軽井沢クラブ選手の山口剛史さん(33)は、勤務先の通年型カーリングホール「軽井沢アイスパーク」(軽井沢町発地)の玄関で、ひょうが激しく降る様子を撮影した。ひょうは直径1・5センチほどの大きさだったという。

 同町によると、発地地区を中心に出荷を控えたキャベツやレタスといった葉物野菜が被害を受けた。同地区の畑で作業していた町内の男性(71)は、スイスチャードなどに直径1〜2センチほどの穴が開き、「納めるレストランに事情を話さなければ」と話した。

 佐久市によると、市内では北部のモモ、プルーンがそれぞれ数ヘクタールの範囲で、果実にひょうが当たって傷が付くなどの被害が出た。傷ついたプルーンは規格外品となって価格が大きく下がってしまう。市内の果樹農家の男性(74)は被害に遭ったプルーンを手に、「天気はどうにもならない」と肩を落とした。

 小諸市でも広範囲でひょうが降り、同郡御代田町によると、草越地区などでレタスを中心に被害が出たという。

 塩尻市では広丘高出地区の一部で、レタスやキャベツの葉に穴が開くなどした。市農政課によると、出荷に影響が出るような被害はないとみられるという。

 長野地方気象台によると、この日の県内は上空に寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、地上付近を気圧の谷が通過したことで積乱雲も発達。ひょうが降りやすい条件だった。

(6月13日)

長野県のニュース(6月13日)