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大阪震度6弱地震 県内企業、情報収集を急ぐ

 18日朝、大阪府で最大震度6弱を観測した地震の揺れに、長野県内企業の関西の営業拠点で働く従業員たちも遭遇した。商品が落下する被害が出たほか、交通網が一時まひし、通勤や商品の運搬に影響。県内の各業界は情報収集を急いだ。

 「立っていられないほどの縦揺れだった」。震度6弱を観測した大阪府茨木市のビル6階にあるキノコ生産のホクト(長野市)大阪営業課の事務所。大橋隆平課長(47)によると、室内ではキャビネットやパソコンが床に落ちた。近畿地方に29店舗を展開する食品製造販売のサンクゼール(上水内郡飯綱町)では大阪府吹田市や京都市などの店舗で、伊那食品工業(伊那市)は吹田市にある大阪支店で、商品が落ちるなどの被害があった。

 ガス・水道メーター製造の東洋計器(松本市)大阪支店(吹田市)の藤井拓哉支店長(43)は、車で出勤途中に強い揺れを感じた。道路は渋滞し、普段40分で着く通勤に2時間半かかった。出社できず自宅待機した従業員も3人いたという。信州名鉄運輸(松本市)大阪支店(東大阪市)には、問い合わせの電話などが相次いだ。

 交通網は徐々に復旧しており、スーパーのツルヤ(小諸市)、デリシア(松本市)、生活協同組合コープながの(長野市)はいずれも、仕入れへの「大きな影響はない」とする。卸売の長印(同)やマルイチ産商(同)も同じ見方だ。一方、全農県本部(同)は、関西方面に出荷する葉物野菜などの「売れ行きへの影響が心配」とした。

 長野県内の観光業界も情報収集を急ぐ。関西方面から修学旅行を受け入れている北安曇郡白馬村。白馬観光開発によると、今月も大阪府の中学校2校が訪問予定だ。うち1校は20日から3日間の計画で、担当者は「旅行会社の担当者と連絡が取れず、心配している」と話した。

(6月19日)

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