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ブロック塀 各地で調査 佐久市は「壁」撤去決定

佐久市教委が撤去することを決めた同市高瀬小のコンクリートブロック製の壁=19日佐久市教委が撤去することを決めた同市高瀬小のコンクリートブロック製の壁=19日
 大阪府北部地震で高槻市立寿栄小のブロック塀が崩れ、同小4年の女児が亡くなったのを受け、文部科学省は19日、幼稚園や小中高校を設置する全国の自治体などに塀の緊急点検を要請した。長野県教育委員会は同日、県内の各市町村教委に、安全点検を改めて行うよう通知。各市町村教委は調査を始めた。

 建築基準法施行令はブロック塀の高さを2・2メートル以下に制限。内部を鉄筋で補強するほか、1・2メートルより高い場合は直角方向に「控え壁」を3・4メートル以内の間隔で取り付け、強度を確保するよう定めている。

 佐久市教委は、建築士の職員が全24小中学校を点検。高瀬小の校庭にあり、ボールを当てて野球などの練習に使うコンクリートブロック製の壁(高さ2・4メートル、幅3・6メートル、厚さ10センチ)が危険と判断し、撤去を決めた。高さが2・2メートルを超え、厚さも15センチに満たないことなどが理由。20日にも撤去する。

 市教委は「建築基準法上のブロック塀に準ずるものとして、同等の強度がなければ安全は確保できない」(教育施設課)と判断した。

 長野市教委は、市立小中学校全79校に照会し、ブロック塀があると回答のあった学校のうち、この日は7校で調査。鉄筋がきちんと入っているかを探知機で調べた。

 松本市教委は、市内の全小中学校と組合立鉢盛中学校(東筑摩郡朝日村)に、学校周囲のブロック塀の調査や、通学路のブロック塀などを確認し、児童生徒に注意喚起することも要請した。開智小で塀を調べた大滝仁教頭は「子どもの命を守る使命がある。これまで以上に安全への意識を高めたい」と話した。

 上田市教委は市内の全小中学校に対し、ブロック塀などを含め学校施設の危険箇所の有無について点検を依頼。安曇野市、塩尻市など各市町村教委も、それぞれ安全確認に向けた取り組みを進めた。

(6月20日)

長野県のニュース(6月20日)