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通販大手ベルーナ 軽井沢でブライダル参入

 通販大手ベルーナ(埼玉県上尾市)が北佐久郡軽井沢町発地に7月20日開業する大型リゾート施設「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」で、ブライダル事業に参入する。市場は縮小傾向だが、首都圏からのアクセスの良さや軽井沢のブランドを生かし、年間500組の受け入れを目指す。東京ドーム5個分に相当する23ヘクタールの敷地に、日帰り客が利用できる温泉施設やカフェも整備。複合リゾートホテルとして幅広い集客を狙う。

 ベルーナは2016年に旧軽井沢でホテル「ルグラン軽井沢(現ルグラン旧軽井沢)」を開業するなどホテル事業を拡大しており、新施設はグループ最大級の高級リゾートホテルになるという。広大な敷地を生かし、結婚式を挙げるチャペルは、眼前が湖の「水音の教会」、木々に囲まれた「森音の教会」の2カ所を建設。宴会場も2カ所に計3会場を設ける。

 軽井沢ウエディング協会(事務局・軽井沢観光協会)によると、軽井沢町内で結婚式場が新設されるのは10数年ぶり。ベルーナは建設工事と並行して昨年秋に東京、軽井沢でブライダルの営業を始め、すでに100組を超える成約を確保したという。7月の開業後、当面は1日最大6組に対応する計画だ。

 新施設は浅間山を望む傾斜地に立地。ホテル本棟は敷地の中央に位置し、客室45室のほか、レストランやプール、温泉、ジムを備える。高級感を前面に出した別棟のスイートルーム10室、それぞれ独立した貸し切りの「ヴィラ」3棟も建設。敷地内で温泉を掘削し、宿泊者用の大浴場とは別に、日帰り用の施設も設け、カフェを併設する。

 軽井沢は別荘滞在や避暑、買い物で訪れる人が多い。ルグラン軽井沢ホテル&リゾートの森田篤史支配人は「(リゾート施設が)寡占化している軽井沢に風穴をあけたい。自然と融合した結婚式、地元食材を使った料理、ヨガや星空観察などのアクティビティーも提供する」と説明。北陸新幹線(長野経由)を生かし、首都圏だけでなく北陸地方からの利用も見込む。

 新施設の運営は、ルグラン旧軽井沢と同じくベルーナ関連会社のグランベルホテル(東京)が担う。新施設全体で地元を中心に100人規模の新規雇用を計画している。

(6月22日)

長野県のニュース(6月22日)