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硬派な黒板アート入賞 松本・エクセラン高美術部員の2作品

伏見取締役(右)から賞状を受け取るエクセラン高校の美術部員伏見取締役(右)から賞状を受け取るエクセラン高校の美術部員
 黒板にチョークで描いた絵の表現力を競う「日学・黒板アート甲子園」で、エクセラン高校(松本市)美術部員による2作品が入賞した。震災復興やスマートフォンへの依存といった社会性の強いテーマで取り組んだ。主催する黒板メーカー、日学(東京)の伏見公一取締役が23日、同校を訪れ、賞状を贈った。

 4人で制作した「再起少女」は最優秀賞、優秀賞に次ぐ東海・北陸・甲信越ブロックエリア賞に輝いた。2011年東日本大震災からの復興がテーマ。チョークの粉を吹き付けた黒板にウエットティッシュを巻いた棒で線を引く手法で、右側に倒れた建物や途切れた線路、左側に新しい建物が並ぶ復興後の世界を描いた。

 2人で描いた「CSA」はアイディア賞。スマートフォンの画面に、おりに閉じ込められた人の手を描き、スマホ依存に警鐘を鳴らした。

 部員は春休みに教室の黒板に描き、写真を撮って応募。「再起少女」を手掛けた2年の側見来留(そばみらいる)さん(16)は「一日中チョークで線を引き続ける作業が大変だった」。部長の3年、前川咲貴(さき)さん(17)は「粉まみれになりながら制作したが努力が報われた」と喜んでいた。

 大会は16年から開き、3年目。全国の59校が109作品を応募した。

(6月24日)

長野県のニュース(6月24日)