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佐久の「ぴんころ地蔵」絵本に 商議所が制作「お土産にも」

制作した絵本「ぴんころさまのおすそわけ」を手にする臼田さん(左)ら制作した絵本「ぴんころさまのおすそわけ」を手にする臼田さん(左)ら
 佐久市の佐久商工会議所は、長寿を願う県内外のお年寄りらが訪れる市内の「長寿地蔵尊(ぴんころ地蔵)」を題材にした絵本「ぴんころさまのおすそわけ」を作った。26日、市を通じて市内小学校や保育園など約60カ所に寄贈。一般販売も計画しており、小さな頃から地域の名所に親しんでもらうとともに、来訪者らのお土産にもしてもらいたい考えだ。

 絵本は、登場人物の人形や背景セットを作り、写真に撮って制作。商議所のプロジェトチームが内容を練り、上田市出身の造形作家はっとりみどりさん=東京=がキャラクター作成やデザイン、撮影を手掛けた。「ぴんころさま」を通じ、男の子の「佐吉」をはじめ人々に温かい思いが広がる物語。こいこくも登場する。

 ぴんころ地蔵は2003年、地元の「のざわ商店街振興組合」が寄付を募って建立。「健康長寿のまち」の象徴として知られる存在になったが、最近は訪れる人が減少傾向で、地元でも行ったことがない―という人がいる。

 チーム代表の臼田行孝さん(69)は「地域の子どもたちに知ってほしい。できるだけ早めに販売したい」と話した。A4判32ページ。人形作りを含め制作費は288万円。うち207万円を県の地域発元気づくり支援金で賄った。

(6月27日)

長野県のニュース(6月27日)