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熱狂絶叫16強 日本の決勝T進出に県内沸く

日本代表の決勝トーナメント進出に沸く人たち=29日午前0時53分、長野市南千歳日本代表の決勝トーナメント進出に沸く人たち=29日午前0時53分、長野市南千歳
 敗れはしたが、勝負に徹した―。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表は29日未明、ポーランドに敗れたものの、警告や退場による「フェアプレーポイント」の差で辛くも決勝トーナメント進出を決めた。長野市や松本市などの飲食店には多くの代表サポーターらが集結。大画面に向かって声援を送り、2大会ぶりの16強入りを喜んだ。

 「やった」「よっしゃ」―。日本代表の青いユニホームを着た男女ら約300人が来場した長野市南千歳の飲食店「カラフル」。決勝トーナメント進出が決まると、スマートフォンなどで他会場の戦況を見つめていた人たちが一斉に歓声を上げた。

 前半は日本、ポーランド双方の選手が相手ゴールに迫るたび、会場は一喜一憂。32分、相手のシュートをゴールキーパーの川島永嗣選手が右手一本で止めると、「よっしゃ」と声が上がった。同市の会社員、木村大輝さん(24)は「川島が本当によくやってくれた」と、職場の同僚と抱き合って喜んだ。

 後半14分に相手のフリーキックから先制を許すと、頭を抱える人も。ただ、すぐに「ニッポン」コールで雰囲気を切り替えた。終盤は他会場の試合状況もにらみながら、警告などを受けないようボールをゆっくり回す展開。来店者からは「難しい判断だな」との声も漏れた。

 「最後の15分はしびれた。(試合会場の)観客からはブーイングもあったけれど、勝ってほしかったのでうれしい」と千曲市の会社員酒井裕亮さん(28)。決勝トーナメントへ「サポーターがこれだけ盛り上がっているので、期待に応えてほしい」と話した。

 松本市中心市街地では試合開始の1時間ほど前から、日本代表グッズやユニホームを身に着けた若者らが通りを往来。同市中央1のアイリッシュパブ「ケルツ」は70人以上の予約客で埋まり、声援を送り続けた。

 松本市の大学生の中沢貫太さん(20)は「自力で突破してほしかったが、仕方ない。初めてのパブリックビューイングで一体感がすごくて、またここで応援したい」。同市の会社員鷹巣結城さん(21)は「これまで批判を浴びていた川島選手が大活躍して、強い思いを感じた。決勝トーナメントは格上しかいないので、全力で」と激励した。

(6月29日)

長野県のニュース(6月29日)