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八ケ岳連峰 行者小屋のキャラ「カモシ―」 啓発に一役

カモシーの絵入りTシャツを着た柳沢さん。缶バッジ(右上)やLINEスタンプもあるカモシーの絵入りTシャツを着た柳沢さん。缶バッジ(右上)やLINEスタンプもある カモシーの缶バッジ各種カモシーの缶バッジ各種
 八ケ岳連峰の主峰赤岳(2899メートル)に近い山小屋「行者小屋」のオリジナルキャラクター「カモシー」が、安全登山の啓発に一役買っている。カモシカを擬人化し、登山客の安全のために辛口の助言をする山小屋の主人という設定で、口癖は「山なめんなよ」。缶バッジやTシャツ、無料通信アプリLINE(ライン)スタンプに起用し、「愛嬌(あいきょう)がある」「かわいい」と登山者らに人気だ。

 カモシーは、行者小屋を営む柳沢太貴(たいき)さん(30)らスタッフが考案。ご当地キャラなどのブームを踏まえ、八ケ岳連峰に生息するカモシカをモチーフにしたという。絵が得意な柳沢さんの妻、えなみさん(31)がイラストを担当。PRグッズとして2014年に缶バッジを発売した。

 缶バッジなどのカモシーのせりふは徐々に増やし、現在は「下山が核心」「登山届出した?」「オレ遭難してるかも」など約40種類。せりふのインパクトを重視しながら、安全登山のこつを伝えている。

 15年にはTシャツ、16年にはLINEスタンプをそれぞれ発売。今年は8月4日に開く行者小屋の恒例イベント「ギョウジャでギョウザ祭り」で、カモ肉の照り焼きを載せた「カモシー丼」を販売するなど、「活躍の場所を広げている」(柳沢さん)という。

 首都圏からのアクセスが良い八ケ岳連峰には、登山初心者も多く訪れる。柳沢さんは「カモシーの話題をきっかけに、少しでも安全登山に意識を向けてくれればうれしい」と話している。

(6月30日)

長野県のニュース(6月30日)