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「夢見られた」 W杯ベルギー戦、県内サポーター惜しみない拍手

ベルギーに勝ち越しの3点目を奪われ、頭を抱えるサポーター=3日午前4時51分、長野市南千歳ベルギーに勝ち越しの3点目を奪われ、頭を抱えるサポーター=3日午前4時51分、長野市南千歳
 いい試合だった、ありがとう―。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表は3日未明、史上初の8強進出を懸けてベルギーと対戦。激闘の末、逆転で惜敗したものの、長野市の飲食店で大画面に向かって応援した多くのサポーターらは惜しみない拍手を送り、強豪相手に健闘を見せた選手たちをたたえた。

 試合が始まった午前3時、同市南千歳の飲食店「カラフル」には、平日にもかかわらず、日本代表の青いユニホームを着た男女ら約170人が集まった。前半は日本の選手がシュートを放ったり、ピンチをしのいだりするたびに歓声や拍手が起きた。

 0―0で迎えた後半3分に原口元気選手、7分に乾貴士選手が立て続けにゴールを決めると、総立ちでハイタッチをしたり、跳びはねたりして喜びを爆発させた。「ニッポン」コールと手拍子が湧き起こり、盛り上がりは最高潮に。「これは行けるぞー」。どよめきはしばらく続いた。

 しかし、後半24分と29分にベルギーにゴールを許して同点に追い付かれると、会場には「あー」とため息が漏れ、頭を抱える人も。食い入るように画面を見つめ、「大丈夫、ここから」と気持ちを切り替えて、果敢に攻める選手たちに声援を送り続けた。

 後半ロスタイムにカウンターから痛恨の失点を喫すると、会場には沈黙が広がった。「まだまだ。最後の1秒まで諦めるな」。声を絞り出して応援を続けたが、そのまま試合は終了。サポーターたちはぼうぜんとし、しばらく動けなかった。やがて、「ここまでよくやったよ。大したもんだ」「胸張れよ」と健闘をたたえる声が会場のあちこちから上がった。

 「これがワールドカップの難しいところ」。長野市の飲食店店長野村健さん(41)は、悔しさをにじませながら「最後まで攻め抜いた日本代表に感謝したい。いい試合だった」。同市の会社員畔上みどりさん(40)も「立て続けに得点して勢いに乗った時は勝ったと思ったが、本当に残念」。それでも力の差は感じなかったと言い、「ベスト8以上は4年後に持ち越し。行けると思う」と期待を込めた。

(7月3日)

長野県のニュース(7月3日)