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「桑の木マップ」で支援 岡谷市内の小学校 児童の蚕飼育

岡谷市がホームページに載せた「シルクおかや桑の木マップ」岡谷市がホームページに載せた「シルクおかや桑の木マップ」 マップに掲載された畑の桑マップに掲載された畑の桑
 岡谷市立岡谷蚕糸博物館は、市内で桑の木がある場所を紹介したり、桑を栽培する人に助言したりする「シルクおかや桑の木情報発信」事業を始めた。市内には蚕を飼育する小学校が多いため、児童が桑の葉を入手しやすいようにと「シルクおかや桑の木マップ」を作成。桑の木がある4カ所を掲載して市ホームページ(HP)で紹介しており、来週中にも2件追加する予定という。

 同マップ上の桑の葉マークをクリックすると、写真や木の本数、採取に許可が必要かどうかの情報が表示される。現地には目印の看板も立てた。市が運営する「市地理情報システム」を使い、市HPの、防災や小中学校の学区など用途に応じた地図を紹介するコーナーに掲載。同博物館HPでも閲覧できる。

 岡谷市では、蚕糸関係者らでつくる蚕糸懇話会が「一家に1本の桑」を呼び掛け、昨年から桑の苗木を無料で配っている。同博物館は4月の配布に合わせ、マップに桑の木の所在地を掲載してくれる人を募った。

 協力した女性(42)は長男が蚕を飼育しており、昨年、自宅に桑の苗木を植えた。「みんなの役に立てればうれしい」としている。自宅近くで桑を栽培する高林千幸(ちゆき)館長もマップに情報を掲載しており、「岡谷の蚕糸業の歴史を学ぶために蚕はいい教材」と期待している。

 桑栽培の助言はブログに掲載。5月以降に4回載せており、アメリカシロヒトリの卵と幼虫の駆除法などを伝えた。今後も桑の枝切りの時期や、桑の葉を使った料理などを紹介する計画だ。問い合わせは同博物館(電話0266・23・3489)へ。

(7月5日)

長野県のニュース(7月5日)