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県内大雨 飯田で183世帯に避難勧告

土砂や立ち木が崩れて一時通行止めになった国道153号=5日午前6時50分、松川町元大島土砂や立ち木が崩れて一時通行止めになった国道153号=5日午前6時50分、松川町元大島
 県内は5日、前線の影響で全域で大雨となった。飯田市は同日午前10時40分、土砂災害の危険が高まっているとして同市上村、南信濃の土砂災害特別警戒区域の183世帯(392人)に避難勧告を発令。市によると、午後1時時点までに避難所2カ所に29人が避難した。県内は7日にかけて大雨が続く見込みで、長野地方気象台などは土砂災害や河川の増水に警戒するよう呼び掛けている。

 県と気象台は、飯田市上村南信濃、下伊那郡天龍村、木曽郡南木曽町、大桑村、木曽町、北安曇郡白馬村、小谷村に土砂災害警戒情報を発表。4日午前0時から5日午前11時までの総雨量は王滝村御嶽山で301ミリ、阿智村浪合205ミリ、南信濃184ミリ、宮田高原144ミリ、飯田市高羽町140・5ミリ、大鹿140ミリ、大桑村須原134・5ミリなどとなっている。

 下伊那郡天龍村では午前9時半ごろ、平岡折立地区の林道で土砂が流出していると村に通報があった。小規模とみられる。村によると林道沿いに住む60代女性1人が村老人福祉センターに避難した。

 同郡松川町元大島の国道153号は午前4時半ごろ、斜面が崩れて土砂や立ち木などが路上に流れ出て一時通行止めに。伊那市長谷栗沢の国道152号は午前6時半ごろの倒木で全面通行止めとなった。

 伊那市長谷と南アルプス北沢峠を結ぶ市営南ア林道バスは、林道5カ所に土砂が流れ出たため運行を休止。アルピコ交通(松本市)などによると、雨量が事前規制値を超えて乗鞍スカイライン(岐阜県)が通行止めとなり、同社の路線バスも乗鞍高原観光センター―乗鞍山頂(畳平)間で始発から運休した。

 JR東海によると、飯田線は雨量が基準を超えたため中部天竜―天竜峡間で午前9時ごろから上下線で運転を見合わせた。JR中央西線は木曽福島―塩尻間で始発から上下線の運転を一時見合わせ、普通上下各1本が運休、特急1本を含む下り3本に最大1時間20分の遅れが出た。

 県教委によると木曽青峰高校(木曽町)と蘇南高校(南木曽町)が休校。南木曽町の小中学校各1校も休校した。諏訪市立の全11小中学校は登校時間を3時間繰り下げた。

 気象台によると、6日正午までの24時間予想降水量はいずれも多い所で北部130ミリ、中部150ミリ、南部300ミリ。7日正午までの24時間降水量は北部100〜150ミリ、中部100〜200ミリ、南部200〜300ミリと予想している。

(7月5日)

長野県のニュース(7月5日)