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愛されて50年 上田の「城下ちびっこプール」歴史に幕

今夏で営業を終える城下ちびっこプール今夏で営業を終える城下ちびっこプール
 千曲川左岸にある上田市御所の幼児向け市営プール「城下ちびっこプール」が今夏を最後に営業を終える。未就園児や近隣の幼稚園、保育園の幼児らが水に親しむ無料の施設として愛されてきたが、老朽化や駐車場確保の難しさから50年の歴史を閉じる。同プールの営業終了後、一般のプールとの併設でない単独のちびっこプールは、右岸の材木町ちびっこプールのみとなる。

 1968(昭和43)年建設の城下ちびっこプールは、上田電鉄別所線沿いの住宅街の一角にあり、敷地面積800平方メートル余。水深は最も深い場所で35センチと浅く、未就園児が水に慣れたり親子で安全に暑さをしのいだりするスポットとして人気だった。子育て中に利用した近くの女性(39)は「保育園や幼稚園に上がるまで、気軽に水遊びできる場所としてお世話になった」と振り返る。

 近年は老朽化で水漏れし、駐車場の確保も困難になり、市教委スポーツ推進課は2017年夏に営業期間を7月中旬から8月中旬の1カ月と従来の約半分に短縮。市内の既存体育施設の見直しの一環からも、今夏での営業終了を決めた。今年の営業は7月14日から8月16日まで。

 材木町ちびっこプールは67年建設で敷地面積735平方メートル。城下のプールとの集約に合わせ、今季の営業終了後に普通車4台とマイクロバス1台分の駐車スペースを整備する。関連予算を盛った本年度一般会計補正予算が6月市議会で可決された。

 同課は材木町のほか、敷地内に子ども用プールを併設する千曲川左岸の自然運動公園プール(下之郷)や親水施設のある長池公園(上田原)の利用を呼び掛けている。

 単独のちびっこプールは城下、材木町のほか上田城跡公園(69年建設)にもあったが、NHK大河ドラマ「真田丸」放送に合わせて行われた北観光駐車場整備に伴い、2015年夏に取り壊された。

(7月6日)

長野県のニュース(7月6日)