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県南部・西側で大雨続く 土砂災害警戒呼び掛け

上松町小野集落の民家裏で崩れた斜面=6日午後4時5分上松町小野集落の民家裏で崩れた斜面=6日午後4時5分
 県内は6日午後も前線の影響で、県の南部や西側地域を中心に大雨となった。長野地方気象台によると、王滝村御嶽山の6日午後10時までの72時間降水量が600ミリを超え、木曽福島の午後0時半までの48時間降水量243・5ミリとともに1976(昭和51)年の統計開始以来最多となった。気象台は7日にかけて大雨が続くとみて、土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、4日午前0時から6日午後2時までの総降水量は、阿智村浪合340ミリ、飯田市南信濃309ミリ、飯島267ミリ、大鹿262ミリ、飯田市高羽町239ミリ。いずれも平年の7月1カ月間の降水量を上回った。

 6日午後10時現在、長野市は中条地区の849世帯(1816人)に5日発令した避難指示を継続。飯田市、駒ケ根市、木曽郡南木曽町、下伊那郡阿南町の一部地域と同郡天龍村でも避難勧告が出ている。県によると、6日午後5時時点で飯田市、天龍村など6市町村が83の避難所を設け、23世帯45人が避難を続けた。

 流入した土砂で通行止めになっていた下伊那郡大鹿村鹿塩の国道152号は6日午後7時ごろ、片側通行となった。

 木曽郡上松町小野集落では6日、民家裏の斜面が幅10メートル、高さ70メートルほどにわたって崩れ落ち、一時、土砂が町道をふさいだ。この影響で一時、8世帯13人が避難。2世帯の3人は当面、町高齢者支援センターで生活する。

 上伊那郡飯島町は6日、大雨の影響で5日深夜に陥没した同町七久保の広域農道で、陥没が原因で町内の女性の軽乗用車が事故を起こし、女性は軽いけがをしたもようだと明らかにした。

 JR中央西線は特急しなのが終日運休。同線中津川―塩尻間と飯田線中部天竜―天竜峡間は終日運転を見合わせ、飯田線はほかにもダイヤが乱れた。大糸線も一部列車が運休した。特急しなのは7日も午前中発の便を中心に運休する。高速道は6日、中央道駒ケ根―松川間と飯田山本―中津川間で雨による通行止めが続いた。

 アルピコ交通(松本市)によると、6日は松本と名古屋、大阪をそれぞれ結ぶ高速バス計22便が終日運休。7日もこの区間の計4便と、上高地と大阪を結ぶ1便が運休する。

 気象台によると、8日午前0時までの24時間予想降水量は、いずれも多い所で北部と中部80ミリ、南部180ミリ。

(7月7日)

長野県のニュース(7月7日)