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王滝の特産を季節ごとに「ふるさと宅急便」復活へ

新組織づくりを話し合う倉橋さん(左)と「ふるさと宅急便」を発案した下出さん新組織づくりを話し合う倉橋さん(左)と「ふるさと宅急便」を発案した下出さん
 王滝村の70〜80代中心の有志グループ「翌檜(あすなろ)くらぶ」が高齢化のため今春活動を終えた季節の特産品を送る「ふるさと宅急便」が、村の若者の協力で今秋、復活する。新たに「王滝村ふるさと便の会」というグループをつくり、8月末ごろに1回目の品を送る予定だ。

 「宅急便」は2014年の御嶽山の噴火後に始めた活動で、王滝村を応援する意味も込めて注文する人が多かったという。木曽特産の漬物「すんき」やほお葉巻きなどのほか、エゴマやドングリといった村でよく使われる食材を生かした品などを送ってきた。

 今回、協力を申し出たのは、村で3年間地域おこし協力隊員を経験し、集落支援員を経て2月に会社を興して村営観光施設の指定管理を請け負う倉橋孝四郎さん(34)ら。倉橋さんは「草の根の活動をしている人たちを支えたいと思った。村の良さを残す上で、食文化は大事」と話す。

 今後、村の正月のごちそうで、川魚を使った「万年ずし」も入れる予定。旧宅急便を発案した下出さち子さん(75)も「村に来るのは難しいが、王滝の味覚を味わいたいという人は多い。自分の体力に自信がなくなっていたので、助けてくれるのはありがたい」と喜んでいる。

 宅急便は年会費1万2千円。問い合わせは下出さん(電話080・6995・0142)へ。

(7月7日)

長野県のニュース(7月7日)