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微細繊維の女性用ナプキン開発 信大繊維学部の研究所など

新開発の女性用ナプキンと従来品の通気性の違いを、実験で説明する金准教授新開発の女性用ナプキンと従来品の通気性の違いを、実験で説明する金准教授
 信州大繊維学部(上田市)の国際ファイバー工学研究所などの研究チームは9日、韓国の企業と連携し、微細な繊維「ナノファイバー」を使って通気性に優れた女性用ナプキンを開発したと発表した。通気性は従来の市販品の25倍以上で、蒸れによるにおいや湿疹が生じにくいという。

 同研究所の金翼水(キムイクス)准教授によると、従来品は不織布の表面に、フッ素樹脂の一種である四フッ化エチレン樹脂(PTFE)の膜を貼り合わせたものが多い。新開発のナプキンは、ポリウレタンナノファイバーの膜を使用。国内外で販売されている市販品約20種類と実験で比較した結果、約25〜1万倍の通気性の高さを示したという。

 金准教授によると、新開発のナプキンは通気性の低いナプキンの場合に起きやすい、かゆみ、炎症、蒸れを大幅に改善できる。生産コストは従来の市販品とほぼ同等か、やや高くなる見込みという。

 金准教授はこの日の記者会見で、水の中に入れたナプキンに空気を通す実験を行い、通気性の良さを比較してみせた。その上で「世界最高レベルの通気性のあるナプキンができた」と説明。複数の国内メーカーと、実用化に向けた交渉を進めているとした。

(7月10日)

長野県のニュース(7月10日)