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絶滅恐れの植物「マルバウマノスズクサ」 南牧で花咲かす

ひょろりと伸びる小さな花を付けたマルバウマノスズクサひょろりと伸びる小さな花を付けたマルバウマノスズクサ
 国と県のレッドリストで「絶滅危惧2類」に分類されている植物「マルバウマノスズクサ」が、南牧村で小さな花を咲かせている。村内の植生に詳しい筑波大学山岳科学センター八ケ岳演習林(南牧村)の技術専門職員井波明宏さん(48)は「花が咲いているところがなかなか見られない植物」と説明している。

 ウマノスズクサ科の多年草で2〜3メートルのつるを伸ばす。生育条件がいい場所では夏に、2センチ程度の筒状の花を咲かせる。紫色がかった緑色のとても地味な花だ。

 趣味で植物観察をしている同村海ノ口の養鶏家有坂満さん(71)が10年ほど前から「村の植生を知りたい」と探し始め、村中央公民館と南牧中学校近くの2カ所で発見。家族や親戚とともに定期的に観察や手入れを続け、7月7日に初めて花が咲くのを見つけたという。

 有坂さんは「花が咲くのを心待ちにしていたのでうれしい。今後も大事に手入れをしていきたい」と喜んでいる。

(7月11日)

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