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自作ソーラーカーで出走 塩尻のチーム、鈴鹿での耐久レースへ

鈴鹿サーキットでの大会に向け、ソーラーカーの最終仕上げをする小沢さん(右)と横山さん鈴鹿サーキットでの大会に向け、ソーラーカーの最終仕上げをする小沢さん(右)と横山さん
 塩尻市を拠点とする「アステカ・レーシングチーム」が8月3、4日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開かれるソーラーカーの耐久レースに自作の車で出場する。バッテリーの種類が自由でソーラーパネルの出力に上限がない「ドリームクラス」部門で、5時間の走行距離を競う。過去最高は4位。「今年こそ表彰台を狙う」と最後の仕上げに汗を流している。

 チーム代表で自動車整備工場を営む小沢安弘さん(60)=塩尻市大門四番町=が呼び掛けて前身のチームをつくり、2002年から大会に出始めた。「8時間耐久レースを完走する」との目標を達成した06年に解散し、上位入賞を目指すアステカを結成。07年から連続出場している。

 昨年のドリームクラスは8台が出場。アステカは1周5・8キロのサーキットを53周して4位だった。3位とは2周差。ドライバーも務めた小沢さんは「バッテリー切れで止まることがなければ3位に食い込めた」。今年はバッテリーを新調し、表面積をさらに小さくして空気抵抗を減らすよう車を改造した。

 一方、チームの資金力が車の性能に影響する現実もある。アステカが住宅屋根に取り付けるのと同じ1枚約100万円のソーラーパネルを使っているのに対し、上位チームのパネルは人工衛星用の同約3千万円で、発電力は大きく異なる。車体やバッテリーも同様で上位チームは高価な品を使っているという。

 「それでも上位チームを脅かせるから面白い」と小沢さん。メンバーの自営業横山茂樹さん(68)=松本市南松本=も「頭を使って技術でカバーしたい」。挑戦を通し、2人は「若い人たちにものづくりへの興味を持ってほしい」と話している。

(7月12日)

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