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一時帰宅の王滝村民 避難生活の長期化覚悟

一時帰宅を終え、避難先の王滝村保健福祉センターに戻った滝越地区の住民たち=12日午後4時20分一時帰宅を終え、避難先の王滝村保健福祉センターに戻った滝越地区の住民たち=12日午後4時20分
 大雨の影響で木曽郡王滝村の王滝川沿いの村道が崩落して一時孤立した滝越地区の住民たちは12日、4日ぶりの一時帰宅を終え、同日夕に避難している村保健福祉センターに戻った。

 この日、一時帰宅を希望した9世帯の14人は迂回(うかい)路を使い、1時間45分ほどかけて滝越地区に到着した。村中心部からの距離は普段の2倍ほどあったという。

 区長の農業、三浦悦夫さん(67)は、一緒に避難した母親の衣類を洗濯し、鍋ややかんと共に車に積み込み、「短時間で一時帰宅させてもらえたことに感謝したい」と話した。ただ、崩落した村道の修復に数カ月かかる見込みであることや、迂回路を使っても行き来が大変なため、「滝越で再び生活できるようになるには時間がかかりそう」と避難生活の長期化を覚悟した。村は今後も避難住民の一時帰宅を検討していくという。

 村によると、迂回路は一時帰宅に使うだけで、一般利用はできない。村は準備が整い次第、避難住民に空いている村営住宅などに移ってもらう方針。

 一方、中部森林管理局(長野市)はこの日、11日に県木曽地域振興局と合同で行ったヘリによる同村上空からの調査結果を公表。山腹崩壊が数カ所見つかったものの、「思ったほど崩壊した場所の数は多くなかった」としている。

(7月13日)

長野県のニュース(7月13日)