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原子炉底部透視実験を公開 浜岡原発で新技術

 原子炉格納容器内を透視するための観測用フィルム=31日、静岡県御前崎市  原子炉格納容器内を透視するための観測用フィルム=31日、静岡県御前崎市
 中部電力と名古屋大は31日、浜岡原発2号機(静岡県御前崎市)で、物質を通り抜ける性質を持つ素粒子を利用して原子炉格納容器内を透視する新技術の実証実験を公開した。名古屋大によると、観測装置が小型で、設置場所が限定されないのが特徴。成功すれば、格納容器底部の様子が分かり、東京電力福島第1原発の廃炉作業にも役立つという。

 宇宙から降り注ぐ素粒子「ミュー粒子」は、ほとんどの物質を通過できる。ただウランなどにぶつかると、吸収されたり進む方向が変わったりする。この性質を利用してミュー粒子の分布を記録するフィルムを設置し、エックス線写真のように内部を透視する。

(8月31日20時46分)

科学・環境(8月31日)