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避難準備情報の意味知らず、岩手 9人死亡施設運営者

 台風10号の豪雨被害で9人が死亡した高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の内部。水位の跡が天井近くまで達していた=1日午後、岩手県岩泉町  台風10号の豪雨被害で9人が死亡した高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の内部。水位の跡が天井近くまで達していた=1日午後、岩手県岩泉町
 台風10号の豪雨で9人が死亡した岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の運営者が、移動に時間がかかる高齢者らの避難開始を求める避難準備情報の意味を知らなかったことが1日、分かった。被害当時、同情報は町内全域に発令されていた。水害を想定した避難訓練も実施しておらず、危機意識の薄さが被害拡大を招いた可能性がある。

 ホームの運営法人の佐藤弘明常務理事が同日、明らかにした。

 岩泉町は台風10号の接近が見込まれた8月30日午前9時、全域に避難準備情報を発令。国の指針では、発令段階で、高齢者や障害者らは避難を開始し、対象外の人も準備を始めるよう求めている。

(9月1日19時26分)

社会(9月1日)