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撮り続けた学生運動 写真展「異議申し立て」

 勝山泰佑さん=東京都千代田区のJCIIフォトサロン  勝山泰佑さん=東京都千代田区のJCIIフォトサロン
 写真家勝山泰佑さん(72)が撮り続けた学生運動の連作を紹介する写真展「異議申し立て 1963―1971」が東京都千代田区一番町の「JCIIフォトサロン」で開かれている。25日まで。

 1963年から71年の間の約80点を展示。当時、日米安保条約やベトナム戦争などに反対するデモが街で相次いだ。地下鉄に乗るヘルメット姿のデモ隊、うねるジグザグデモ、学生が立てこもった東京大の安田講堂への機動隊の放水…。写真家が活写した迫力のある作品が並ぶ。

 勝山さんは大学に入学した18歳から、学生らのデモなどを追いかけ、撮影を続けた。「自分を駆り立てたものが何だったのか、いまだに分かりません」と振り返る。

 歌手ボブ・ディランさんの日本公演の写真なども手掛けてきたが、安全保障関連法制を巡る国会周辺の抗議行動の現場などで今もカメラを構える。解散した若者グループSEALDs(シールズ)にさわやかな風を感じたという。

 「当時の学生たちがなぜデモをやったか、どのような思いだったかを伝えていくべきだと思った。若い人に見てほしい」

(9月9日16時50分)

文化・芸能(9月9日)