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「シーボルトの金魚」確認 オランダ博物館に標本現存

 オランダの自然史博物館に現存する、シーボルトが入手した金魚「ランチュウ」のアルコール漬け標本(研究チーム提供)  オランダの自然史博物館に現存する、シーボルトが入手した金魚「ランチュウ」のアルコール漬け標本(研究チーム提供)
 江戸時代後期の1820年代、長崎・出島のオランダ商館に滞在したドイツ人医師シーボルトが入手し、オランダに送られた金魚のアルコール漬け標本が、同国ライデンの自然史博物館に現存していることが17日、分かった。近畿大の細谷和海教授(魚類学)らの研究チームが確認した。

 研究チームによると、標本は計35匹。日本最古の金魚標本とみられる。うろこやひれの形に加え、魚独特の光沢も十分に保たれている。金魚は当時、日本では庶民が飼っていたが、欧州では珍しかったという。

 自然史博物館にシーボルトの金魚標本が収蔵されたことは文献で知られていた。

(9月17日8時30分)

暮らし・話題(9月17日)