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宣教師シドッチの顔を復元 出土遺骨を基に、国立科学博物館

 報道陣に公開されたイタリア人宣教師シドッチの頭骨を基に復元した顔の像=8日午後、東京・上野の国立科学博物館  報道陣に公開されたイタリア人宣教師シドッチの頭骨を基に復元した顔の像=8日午後、東京・上野の国立科学博物館
 国立科学博物館は8日、キリスト教が厳しく禁止されていた江戸時代に、外国人宣教師らが収容された東京都文京区の「切支丹屋敷」跡地から出土したイタリア人宣教師シドッチの頭骨を基に復元した顔の像を報道陣に公開した。

 頭骨の欠落部分はコンピューター断層撮影装置(CT)や3Dプリンターで補って立体模型を制作し、筋肉や皮膚は樹脂などで再現した。髪や瞳の色の黒さは当時の幕府の実力者で、儒学者でもあった新井白石がシドッチを尋問して著述した「西洋紀聞」などの文献も参考にした。

 同館の篠田謙一人類研究部長は「歴史上の人物の顔を現代の科学の力で特定できた」と話した。

(11月8日21時10分)

文化・芸能(11月8日)