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「009」神山総監督熱く語る 「新しい時代の入門編に」

 アニメ「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」の一場面((C)2016「CYBORG009」製作委員会)  アニメ「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」の一場面((C)2016「CYBORG009」製作委員会)
 故石ノ森章太郎氏の人気漫画を原作とするアニメ3部作「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」の劇場公開に合わせ、神山健治総監督が「原作の歴史を踏まえつつ、初めての人も楽しめる新しい時代の入門編。『サイボーグ009』の壮大な世界に触れてほしい」と、熱い“009愛”を語った。

 未完に終わった原作の“完結編”として2012年に製作された「009 RE:CYBORG」でも脚本・監督を務めた。「石ノ森先生が描いてきた“神々との戦い”に決着をつけたことで、今度こそ新しいものが作れると思った」と話す。

 新たな敵は太古の昔から生き続け、世界を裏で操る超能力者たち。「年を取らないのも、特殊な能力があるのもサイボーグと同じ。まるで鏡映しのような、でも絶対に相いれない存在」と対峙する中で、主人公たちが正義の意味を問い直す。

 鍵を握るのは、主人公島村ジョーに備わった「加速装置」だ。「速く動けるということは、思考そのものが加速しているということ。常人をはるかに超えるスピードで動き続ける脳は、やがて神の領域に近づくのではないか」。009シリーズと関わって以来、ずっと興味を抱いていたテーマに正面から取り組んだ。

 3DCGを駆使した映像表現に定評があり、今回もいかんなく実力を発揮しているが「表現の幅が広すぎて、突き詰めるべき道はまだ見えてこない。難しいです」。

 劇場公開は第1章は25日から、第2章は12月2日から、第3章は同9日から各2週間限定。

(11月22日19時55分)

文化・芸能(11月22日)