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米政権、核の「先制不使用」断念 トランプ氏勝利で

 5月、広島市の平和記念公園で「核兵器なき世界」への決意を表明するオバマ米大統領  5月、広島市の平和記念公園で「核兵器なき世界」への決意を表明するオバマ米大統領
 【ワシントン共同】オバマ米政権は、核政策見直しの一環として検討していた核兵器の「先制不使用」の宣言を見送ることを決めた。複数の米政府関係者が23日までに明らかにした。共和党のトランプ氏が大統領選で勝利し、先制不使用を宣言しても政策を継続することが不確実になったことが要因。核抑止力の弱体化を懸念する日本などの同盟国や、政権内の反対論も無視できなかった。

 被爆地広島訪問を果たしたオバマ大統領は「核兵器なき世界」への機運を維持するため政策の見直しを進めてきたが、ロシアとの対立激化や北朝鮮による核実験強行などに直面。大胆な核軍縮に踏み出すのは困難な情勢にあった。

(11月24日18時15分)

国際(11月24日)