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吉永さん、究極の母親役に挑戦 120本目の出演作で

 映画「北の桜守」のセット前に立つ(左から)篠原涼子さん、吉永小百合さん、堺雅人さん、滝田洋二郎監督=東京都練馬区の東映東京撮影所  映画「北の桜守」のセット前に立つ(左から)篠原涼子さん、吉永小百合さん、堺雅人さん、滝田洋二郎監督=東京都練馬区の東映東京撮影所
 女優の吉永小百合さんが120本目の出演作となる映画「北の桜守」(滝田洋二郎監督)の撮影で“究極の母親”役に挑戦している。

 1945年8月、旧ソ連軍の侵攻で、当時日本領だった樺太(現ロシア・サハリン)から脱出、北海道にたどり着いた母と息子が主人公。十数年の空白を経て再会した2人が、失われた記憶を巡る旅に出るという物語だ。

 東映東京撮影所で記者会見した吉永さんは「今回は“究極の母親”のような役です。彼女のように、戦後の大変な時期を必死で生きてきた人たちを、忘れてはいけないという思いもあります。映画の中で舞台劇にも挑戦しますし、一番難しかった前作の『母と暮せば』以上に、難しい役です。最後まできちんと完走できるよう頑張りたい」と、新作にかける情熱を語った。

 会見当日の撮影は、吉永さん演じる母親が、再会した息子(堺雅人さん)とその妻(篠原涼子さん)に、おいしいおにぎりを食べさせようと、昔作っていた「太鼓形」(丸く平たい形)のおにぎりを握る場面。

 吉永さんは撮影に備えて、服部栄養専門学校の日本料理教師から指導を受け、以来1カ月で「計150個くらい、家でおにぎりを作って、スタッフに毎日食べさせました」と、ほほ笑ましいエピソードも披露。鮮やかな手つきで、太鼓形のおにぎりを握っていた。

 「北の桜守」は、この後、北海道・稚内のロケ撮影などを行い、来年3月、全国で公開予定。

(5月17日5時05分)

文化・芸能(5月17日)