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元乗馬選手が作品語る 美しく躍動的な“馬映画”

 「馬が自分の期待以上の動きをしてくれた時のうれしさは格別」と話す熊澤芳紀さん=東京都内  「馬が自分の期待以上の動きをしてくれた時のうれしさは格別」と話す熊澤芳紀さん=東京都内
 フランスで国民的人気を誇る障害馬術の選手と愛馬の活躍を描いた映画「世界にひとつの金メダル」(17日公開)。2013年にフランスで公開されたこの映画にほれこみ、日本での公開に尽力した元馬術選手の映画コーディネーター熊澤芳紀さんが「馬の美しさ、躍動感を肌で感じられる」と作品の魅力を語った。

 映画は1988年のソウル五輪で金メダルを獲得したフランスの馬術選手ピエール・デュランと、愛馬ジャップルーの実話に基づく物語。本国では200万人を動員する大ヒット作となった。

 学生時代に障害馬術の選手として活躍し、後に映像ソフトなどを手掛ける会社に就職した熊澤さんは、仕事で訪れたカンヌでこの作品と出会い“本物感”のとりこになった。「五輪の競技シーンはもちろん、馬の性格に合わせて馬具を選ぶ場面や、訓練の風景など、経験者の自分から見ても、とにかく全てがリアル。ぜひ日本に紹介したいと思った」と振り返る。

 「馬術競技になじみのない日本では観客が集まらない」と否定的な声もあったが、関係者向けの上映会などを重ね、公開にこぎつけた。

 「確かにマイナーな競技だが、細かいルールを知らなくてもダイナミックに跳ぶ馬の姿は『かっこいい』と感じるはず」と熊澤さん。映画をきっかけに「日本でも馬術への関心が少しでも高まればうれしい」と話した。

(6月14日17時01分)

文化・芸能(6月14日)