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独返還のアイヌ遺骨、北大に安置 「138年ぶり郷土に」

 返還されたアイヌ民族の遺骨を手にする、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(左)=2日午後、札幌市の北海道大  返還されたアイヌ民族の遺骨を手にする、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(左)=2日午後、札幌市の北海道大
 日本政府は2日、ドイツの学術団体から返還されたアイヌ民族の遺骨を、北海道大(札幌市)構内の納骨堂に安置した。1879年に研究目的で日本から持ち出されたとされる1人分の頭骨で、海外にあるアイヌ遺骨が外交ルートで返還されたのは初めて。取り扱い方針が決まるまで暫定的に北大が保管。

 午後1時20分ごろ、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長が遺骨の入った箱を抱え、納骨堂前に到着すると、関係者から「お帰りなさい」と声が上がった。北大の名和豊春学長や内閣官房アイヌ総合政策室の幹部らも立ち会い、加藤理事長は「138年ぶりに郷土に納められ、非常にうれしく感じている」と語った。

(8月2日17時21分)

社会(8月2日)