国内外ニュース

元大統領夫人批判で治療棟を新設 原爆調査委、関係者が証言

 米国が広島に設けた原爆傷害調査委員会(ABCC)の研究施設  米国が広島に設けた原爆傷害調査委員会(ABCC)の研究施設
 【ロサンゼルス共同】広島への原爆投下から約8年後の1953年6月、米国が広島に設けた原爆傷害調査委員会(ABCC)を視察したエレノア・ルーズベルト元大統領夫人が、被爆者が研究対象にされるだけで治療されていないことを批判、それを受けてABCCに治療棟が新設された経緯が分かった。

 米作家ジェシカ・レンショーさん(73)が、父親でABCCの研究員だった人類学者アール・レイノルズ博士(故人)の証言として、3日までに明らかにした。「研究すれども治療せず」と批判されたABCCの治療棟設置に、元大統領夫人が大きな役割を果たしたことをうかがわせている。

(8月3日16時41分)

国際(8月3日)