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元長崎大学長、土山秀夫氏が死去 平和運動で要の被爆者

 2013年12月、長崎市を訪れたケネディ駐日米大使(当時)と写真に納まる土山秀夫氏  2013年12月、長崎市を訪れたケネディ駐日米大使(当時)と写真に納まる土山秀夫氏
 長崎の反核平和運動で中心的な存在だった、被爆者で元長崎大学長の土山秀夫(つちやま・ひでお)氏が2日午前、入院先で死去した。92歳。長崎市出身。近親者で密葬を行う。

 1945年8月9日に原爆が落とされた長崎へ翌日に入り、残留放射線を浴びて被爆。当時は旧長崎医科大付属医学専門部(現長崎大医学部)の学生で、負傷者の救護に奔走した。国内外の非政府組織(NGO)が核兵器廃絶への道筋を議論する「地球市民集会ナガサキ」を、実行委員長として4度開催。長崎の核廃絶・平和運動において理論的支柱の役割を果たした。

 山田洋次監督の映画「母と暮せば」では、主人公のモデルとなった。

(9月2日18時46分)

社会(9月2日)