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旅券返納、カメラマンの控訴棄却 シリア取材を計画

 東京高裁の判決を受け、記者会見するフリーカメラマン杉本祐一さん=6日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ  東京高裁の判決を受け、記者会見するフリーカメラマン杉本祐一さん=6日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ
 シリアでの取材を計画し、外務省から旅券返納命令を受けた新潟市のフリーカメラマン杉本祐一さん(60)が、命令は違憲だとして取り消すよう求めた訴訟の判決で、東京高裁は6日、請求を棄却した一審東京地裁判決を支持、杉本さんの控訴を棄却した。

 深見敏正裁判長は「海外渡航の自由は憲法により保障された基本的人権だが、公共の福祉のために制約を受ける。渡航が危険だと外相が判断したのは合理的だ」と述べた上で「身柄を拘束された場合、政府や関係機関に多大な影響を及ぼし得る」とも指摘した。

 杉本さんは「国に迷惑を掛けそうだから旅券を返せというのは失礼な話。上告したい」と話した。

(9月6日14時11分)

社会(9月6日)