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手作りで、職人気分味わう 食品サンプルの専門店

 ニンジンがシチューに“入浴”しているイメージの食品サンプル商品「人参たち」=東京都内  ニンジンがシチューに“入浴”しているイメージの食品サンプル商品「人参たち」=東京都内
 レストランなどの店頭に飾られているメニューの見本、食品サンプル。ストラップとして持ち歩いたり、自分で作ったりしたい人向けの専門店が人気を集めている。

 東京スカイツリー直下の商業施設に、7月に改装オープンした「元祖食品サンプル屋東京スカイツリータウン・ソラマチ店」。1932年創業の食品サンプル最大手「岩崎」が運営する。

 店頭にディスプレーされた数々の丼や、壁一面の鉄板焼きなど、本物と見まがう“料理”に訪日客らが珍しそうにカメラを向ける。

 「プレミアム商品」のコーナーで、風呂に見立てたシチューに、ニンジンのペアが“入浴”する創作系の商品に目が留まった。結婚する友人へのプレゼントとして購入する人もいたという。

 食品サンプルは1920年代の発明とされ、百貨店の食堂の流行とともに広まった。材質はろうから耐久性のある合成樹脂に変わったが、一点一点が職人の手作りなのは変わらない。

 「元祖―」の合羽橋店が開催する製作体験会では、職人気分を味わえる。昔ながらのろうを使って作るのは天ぷら2個とレタス1個。約60度で沸騰状態のろうを約42度のお湯に垂らし、手で形作っていく。記者のレンコンはひしゃげ、エビは湾曲したが、「正解はありませんので」と千葉麻子店長に慰められた。

(9月7日17時42分)

暮らし・話題(9月7日)