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「ミゲル墓」で祈り具出土、長崎 キリスト教棄教説覆す?

 千々石ミゲルの墓とみられる石碑の下の土中から出土したロザリオの一部とみられる玉(上)や、聖具入れの一部と思われるガラス片=6日、長崎県諫早市(千々石ミゲル墓所発掘調査実行委員会提供)  千々石ミゲルの墓とみられる石碑の下の土中から出土したロザリオの一部とみられる玉(上)や、聖具入れの一部と思われるガラス片=6日、長崎県諫早市(千々石ミゲル墓所発掘調査実行委員会提供)
 16世紀末に九州のキリシタン大名の名代としてローマへ派遣された天正遣欧少年使節の一人、千々石ミゲルの墓とみられる長崎県諫早市の石碑を調査している市民グループが8日、石碑の下の土中からキリスト教徒が祈りの際に用いるロザリオの一部とみられる玉などを発掘したと発表した。

 ミゲルは4人の少年使節で唯一、帰国から十数年後にキリスト教を捨てたのが通説とされているが、グループは「棄教説に疑義が生じた」としている。

 調査を統括した大石一久さんは記者会見し「ミゲルは江戸幕府の禁教令下でひそかに信仰を続けていたから、子孫が用具を共に葬ったのではないか」と話した。

(9月8日18時32分)

暮らし・話題(9月8日)