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「ふるさと喪失」慰謝料認める 原発避難者訴訟、千葉地裁判決

 福島第1原発事故避難者の集団訴訟で国への賠償請求が退けられ、千葉地裁前で垂れ幕を掲げる原告側弁護士=22日午後  福島第1原発事故避難者の集団訴訟で国への賠償請求が退けられ、千葉地裁前で垂れ幕を掲げる原告側弁護士=22日午後
 国の賠償責任を認めなかった22日の原発避難者訴訟の千葉地裁判決は、東京電力に対し、18世帯45人の原告のうち、自主避難の4人を含む17世帯42人に計約3億7600万円の賠償を命じた。一部には、事故前の生活を丸ごと壊されたことに対する「ふるさと喪失」の慰謝料が賠償の対象になると事実上認めた。

 阪本勝裁判長は、国が「東電への規制権限を行使しなかったことは著しく合理性を欠くとは認められず、違法とはいえない」と述べた。一方、東電については「慰謝料を増額することが相当といえるような重大な過失はなかった」とした。

 原告側の弁護士は、「不当判決」として控訴する方針だ。

(9月22日17時52分)

社会(9月22日)