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震災津波で生き物290種北米に 貝や甲殻類、漂流物に付着

 フジツボの仲間など大量の生き物に覆われた日本の漁船。米ワシントン州に打ち上げられた=2012年6月(Allen Pleus氏提供)  フジツボの仲間など大量の生き物に覆われた日本の漁船。米ワシントン州に打ち上げられた=2012年6月(Allen Pleus氏提供)
 東日本大震災の津波で日本から流出した漂流物に付着して北米に到達した生き物が約290種に上ると、米国の研究チームが29日付米科学誌サイエンスに発表した。多くは貝類や甲殻類で、チームは、海で分解されにくいプラスチックなどの人工物にくっつくことで、生きたまま数千キロを移動できたとみている。

 チームは震災から約1年後の2012年6月から17年2月にかけて、カナダと米国の西海岸、アラスカ、ハワイの沿岸で、船やブイなど日本からの634の漂流物を採取。表面に付着したり中に入り込んだりした生き物を分類。その結果、無脊椎動物や魚類など日本由来の計289種が見つかった。

(9月29日3時07分)

科学・環境(9月29日)