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違法捜査否定、二審も有罪 薬物所持「おとりで取引」

 営利目的で薬物を所持したとして覚せい剤取締法違反などの罪に問われ、「近畿厚生局麻薬取締部のおとり捜査に協力しただけだ」と無罪を主張していた住所不定、無職渡辺吉康被告(56)の控訴審判決で、大阪高裁は29日、懲役8年6月、罰金300万円とした一審大阪地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。

 樋口裕晃裁判長は判決理由で、取締官に他の密売人の情報を提供したことはあったが「証拠上、具体的に薬物取引を指示、依頼する取締官とのやりとりは見当たらない」と指摘。月に30万円以上の利益があった被告の取引内容は捜査協力の域を越えていると判断した。

(9月29日17時45分)

社会(9月29日)