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火山情報=福岡管区気象台  鹿児島地方気象台発表(31日14時0分)

 火山名 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 噴火予報:警報解除

 平成29年10月31日14時0分 福岡管区気象台  鹿児島地方気象台発表

 

**(見出し)**

 <霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>

 えびの高原の硫黄山から概ね1キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

 <噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

 

**(本 文)**

 

1.火山活動の状況及び予報警報事項

 えびの高原(硫黄山)周辺では、9月5日に硫黄山付近を震源とする振幅の大きな火山性地震が発生し、一時的に地震が増加しましたが、その後は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測していません。

 9月5日の火山性地震の増加に伴い、硫黄山周辺の傾斜計で一時的に傾斜変動を観測しましたが、その後は停滞しています。

 噴気は、9月8日に稜線上300メートル以上に上がりましたが、9月中旬以降は、稜線上概ね100メートル以下で経過しています。

 10月26日に実施した現地調査では、硫黄山の火口内及び周辺の熱異常域に縮小が認められました。

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、10月25日の観測では検出限界未満でした。

 これらのことから、地下深部からの高温の火山ガスや熱水等の供給は低下したと考えられるため、えびの高原の硫黄山から概ね1キロメートルの範囲に大きな噴石が飛散する噴火の可能性は低くなりました。

 一方、硫黄山火口内にみられる活発な噴気域及び熱異常域では、高温の土砂や噴気、熱水等の規模の小さな噴出現象が発生し、その周辺の概ね100メートルの範囲に飛散する可能性があります。また、GNSS連続観測では、7月頃から霧島山を挟む基線で伸びの傾向がみられており、霧島山の深い場所でマグマが蓄積されていると考えられることから、今後も火山活動の推移に注意が必要です。

 これまで定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。

 

2.対象市町村等

 

 警報の種類 活火山であることに留意。

 警報の状況 解除。

 対象市町村 宮崎県:えびの市

 対象市町村 鹿児島県:霧島市

 

3.防災上の警戒事項等

 硫黄山火口内の活発な噴気域及び熱異常域とその周辺の概ね100メートルの範囲では、噴気孔からの高温の土砂や噴気、熱水等の規模の小さな噴出現象に十分注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。

 活火山であることから、最新の火山情報の確認に努めてください。

 **(参考:噴火警戒レベルの説明)**

 【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。

 【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮

 者の避難等が必要。 

 【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制

 等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。

 【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。

 【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規

 制等。

 (注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)

(10月31日14時05分)

地震・津波・火山(10月31日)