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ハンセン病の手、彫刻に 苦難伝える熊本・菊池恵楓園

 彫刻の前で大学院生らと写真に納まる杉野芳武さん(中央右)と妻桂子さん(同左)=1日午前、熊本県合志市  彫刻の前で大学院生らと写真に納まる杉野芳武さん(中央右)と妻桂子さん(同左)=1日午前、熊本県合志市
 国立療養所菊池恵楓園(熊本県合志市)は1日、ハンセン病元患者の変形した手をかたどったブロンズ彫刻を披露した。患者が直面した差別や苦難を後世に伝え残す取り組み。同園で3日まで一般公開する。

 モデルとなったのは、入所者の杉野芳武さん(86)と妻桂子さん(76)。「少しでも啓発活動に役立てば」と協力を決めたという。

 熊本大教育学部美術科の緒方信行教授と研究室の大学院生らが制作。7月から本格的に作業を進めていた。

 ハンセン病は「らい菌」による感染症。手足が変形したり知覚障害が生じたりといった後遺症がある。感染力は極めて弱いが、かつては治らない病と誤解されていた。

(11月1日10時57分)

社会(11月1日)